CREWFORCE 業界理解

建設系人材派遣を理解する — 配置が月末のお金に変わる流れ

岡本くん向けの初回説明として、画面一覧ではなく商流から見る。毎日の配置が、請求・支払・売上分析へどう流れるかを 1 ページで押さえる。

TL;DR

  1. 入口は顧客の現場依頼、中心は日次の配置。
  2. 同じ配置から、顧客への請求と働く側への支払が分岐する。
  3. 金額や挙動の違和感は、マスタと月末処理への接続で見る。

01まず商流 — 顧客依頼が月末のお金になる

画面名の暗記より、顧客→案件→配置→月次集計の流れを先に見る。

顧客依頼から案件、配置、請求、支払、売上分析へ進む流れの図
Crewforce の画面は、同じ業務データを日次・月次・経営視点で見ている。

この業界の基本は、顧客から「この日に、この現場へ、何人ほしい」という依頼を受けること。Crewforce ではそれを案件として持ち、その案件に自社スタッフや外注先を配置する。

最初に言うなら「毎日の配置が、月末の請求と支払に変わるシステム」です。

段階業務の意味主な画面
依頼顧客から現場と人数の注文が来る案件 / ダッシュボード
配置誰をどの現場へ出すか決める配置ダッシュボード
月末配置実績を請求・支払へ集計する請求 / 支払 / 売上分析

02配置とは — 一日の現場仕事を記録する単位

案件は現場の箱、配置はその箱に入る人や外注先の行。

案件カードの中にスタッフと外注先が配置される図
テスターは、配置した人や外注先が後続の請求・支払へ残るかを見る。

案件は「ある日、ある現場に人を出す」単位。配置は、その案件に自社スタッフまたは外注先を割り当てた実績。外注は個人ではなく会社単位と人数で扱う。

注意: 配置の違和感はその場だけで終わらない。月末の請求書、支払明細、粗利に波及する。

03請求と支払 — 同じ配置から二つのお金が出る

顧客へ請求する金額と、働く側へ払う金額は似ているが別軸。

配置データから請求と支払の二本のレールへ分かれる図
同じ配置でも、請求単価と支払単価は一致しない前提で見る。
相手主なルール
請求顧客顧客単価、締め日、交通費、税、帳票フォーマット
支払自社スタッフ支払単価、人工割、交通費、源泉徴収
支払外注先外注単価、人数、先方請求書額、人工割なし

岡本くんが見つけた「単価設定が分かりづらい」は重要。なぜなら、単価は配置時の選択に見えるが、実際には請求・支払の出口を決める設定だから。

金額の報告は「どの画面が分かりづらいか」だけでなく、「どの金額軸に影響するか」まで書けると強い。

04マスタ — 画面の裏で計算を決める設定盤

マスタは補助画面ではなく、日次操作の意味を決める土台。

マスタ設定が配置、請求、支払を支える図
マスタの分かりづらさは、単なるUI問題ではなく金額事故の入口になる。

Crewforce のマスタは、顧客・スタッフ・外注先・交通費・自社情報・単価を持つ。ここで決まった値が、配置時の候補や月末計算に使われる。

マスタ決めるものテスト観点
顧客請求条件、締め日、税、帳票請求期間やPDFが期待通りか
スタッフ支払単価、振込先、源泉対象支払額や明細がズレないか
外注先外注単価、適格番号、人数扱い外注だけ別ルールで扱われるか

「完成度グリッドで単価を設定してから配置する」という導線は、マスタ→配置→金額計算の接続説明として扱うとよい。

05テスター運用 — UI指摘を業務接続へ翻訳する

気づきをそのまま直す前に、どの業務の詰まりかへ変換する。

UIの気づきを業務観点に変換する検査ラインの図
テスター報告は、業務接続まで書けると次の実装判断に使いやすい。
Issue 307 の気づき業務観点への翻訳確認先
保存後に閉じてほしい次の配置作業へ戻る速度ダッシュボード
単価設定が分かりづらいマスタから配置へ値が流れる導線単価 / 配置
帳票出力に失敗する取引の出口が閉じない請求 / 決算

テスト報告のゴールは「好みのUI」を集めることではない。現場運用が止まる場所と、お金の整合性が崩れる場所を見つけること。

結論

  1. 初回説明は「顧客依頼→案件→配置→請求/支払→売上分析」の一本線で足りる。
  2. 請求と支払は同じ配置から出る別レールなので、金額指摘は必ず軸を分けて見る。
  3. 岡本くんの報告は、UI感想から業務接続の不具合へ翻訳すると開発に直結する。