岡本くん向けの初回説明として、画面一覧ではなく商流から見る。毎日の配置が、請求・支払・売上分析へどう流れるかを 1 ページで押さえる。
画面名の暗記より、顧客→案件→配置→月次集計の流れを先に見る。
この業界の基本は、顧客から「この日に、この現場へ、何人ほしい」という依頼を受けること。Crewforce ではそれを案件として持ち、その案件に自社スタッフや外注先を配置する。
最初に言うなら「毎日の配置が、月末の請求と支払に変わるシステム」です。
| 段階 | 業務の意味 | 主な画面 |
|---|---|---|
| 依頼 | 顧客から現場と人数の注文が来る | 案件 / ダッシュボード |
| 配置 | 誰をどの現場へ出すか決める | 配置ダッシュボード |
| 月末 | 配置実績を請求・支払へ集計する | 請求 / 支払 / 売上分析 |
案件は現場の箱、配置はその箱に入る人や外注先の行。
案件は「ある日、ある現場に人を出す」単位。配置は、その案件に自社スタッフまたは外注先を割り当てた実績。外注は個人ではなく会社単位と人数で扱う。
注意: 配置の違和感はその場だけで終わらない。月末の請求書、支払明細、粗利に波及する。
顧客へ請求する金額と、働く側へ払う金額は似ているが別軸。
| 軸 | 相手 | 主なルール |
|---|---|---|
| 請求 | 顧客 | 顧客単価、締め日、交通費、税、帳票フォーマット |
| 支払 | 自社スタッフ | 支払単価、人工割、交通費、源泉徴収 |
| 支払 | 外注先 | 外注単価、人数、先方請求書額、人工割なし |
岡本くんが見つけた「単価設定が分かりづらい」は重要。なぜなら、単価は配置時の選択に見えるが、実際には請求・支払の出口を決める設定だから。
マスタは補助画面ではなく、日次操作の意味を決める土台。
Crewforce のマスタは、顧客・スタッフ・外注先・交通費・自社情報・単価を持つ。ここで決まった値が、配置時の候補や月末計算に使われる。
| マスタ | 決めるもの | テスト観点 |
|---|---|---|
| 顧客 | 請求条件、締め日、税、帳票 | 請求期間やPDFが期待通りか |
| スタッフ | 支払単価、振込先、源泉対象 | 支払額や明細がズレないか |
| 外注先 | 外注単価、適格番号、人数扱い | 外注だけ別ルールで扱われるか |
「完成度グリッドで単価を設定してから配置する」という導線は、マスタ→配置→金額計算の接続説明として扱うとよい。
気づきをそのまま直す前に、どの業務の詰まりかへ変換する。
| Issue 307 の気づき | 業務観点への翻訳 | 確認先 |
|---|---|---|
| 保存後に閉じてほしい | 次の配置作業へ戻る速度 | ダッシュボード |
| 単価設定が分かりづらい | マスタから配置へ値が流れる導線 | 単価 / 配置 |
| 帳票出力に失敗する | 取引の出口が閉じない | 請求 / 決算 |
テスト報告のゴールは「好みのUI」を集めることではない。現場運用が止まる場所と、お金の整合性が崩れる場所を見つけること。